経営理念について②

経営理念について綴っています。
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今日は本文の

輝ける

について。

「輝く」という言葉には、
私などが話題に挙げることも烏滸がましいですが、
日本の「社会福祉の父」と呼ばれる糸賀一雄先生の
あまりにも有名な名言

「この子らを世の光に」

この言葉に敬意を表し、
障害のある人たちが「世の光」なんだというメッセージを込めて
「輝く」という表現にしました。

それではなぜ「輝く暮らしデザイン」ではなく
「輝けるくらしデザイン」なのか?

話は変わりますが、
20代の頃、臨床心理学などを元にした
学生向けグループワークの研修を受けました。
その時の講師の先生が私の「こうあるべき」というものを
悉くぶっ壊してくれました。いい意味で。

それからしばらくして、学校目標などでよく見る
「明るく 元気に がんばる」みたいな表現に違和感を感じました。

なんで明るくなきゃいけないんだろう?
元気じゃない時もあるよね?
どのくらいがんばれば認められるの?

人間、いつも明るく元気でがんばれるわけじゃない。
そんな時の自分も認めてあげれば、また前を向けるよね?

そんな事を考えるようになっていました。

だから、経営理念を考える時に
「輝きたい人が輝けばいい。今はそうじゃないと思ったらそれでもいい。」
「輝きたい時に輝けるように場を作っていこう」という思いを込めて

障害者が輝けるくらしデザイン

としたのでした。

次回は、3つの文について書いていきます。

2020年9月29日
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